愛宕山(標高924m)


2010年11月13日

京都盆地の西北にそびえ、市内からも特徴のある山形がよく見える愛宕山
標高は924mで京都市内の最高峰
山頂には愛宕神社があり、古くから火伏せの神様として信仰を集めてきました
全国に800程もあるといわれる愛宕神社の総本山です


清滝からの道が表参道 ということで、JR京都駅より嵯峨嵐山駅へ
バスに乗り換えて清滝へと向かいます

JR嵯峨嵐山駅には10:05 → 10:20 野々宮バス停から乗車 → 10:40 登山口となる清滝に降り立ちました

バス停に立てられた看板によると、
「愛宕山は1300年前 役の小角によって開かれ‥‥」
やっぱりこの山も役の行者ゆかりの山なんですねえ




10:45 清滝バス停  → 10:50 二の鳥居  →  11:30 25町目「茶屋跡」  →  11:45 30丁目休息所・大杉神社  → 12:00 市内展望所

             →  12:15 水尾の分岐 →  12:20 はな売り場 →  12:35 黒門  → 12:42 愛宕神社休憩所 (昼食20分)

13:05  → 13:15 愛宕神社本殿  → 13:30 三等三角点  

三等三角点 13:35  →  14:20 月輪寺 → 14:45 林道出合 → 14:55 空也の滝 → 15:35 清滝

コースタイム

清滝バス停     〜   愛宕神社
愛宕神社       〜   三等三角点
三角点         〜   月輪寺への分岐
月輪寺への分岐  〜   月輪寺
月輪寺         〜   林道出合
林道出合       〜   空也の滝
空也の滝       〜   清滝


2時間10分
15分
15分

30分
25分
10分
30分


JR嵯峨嵐山駅
ここから歩いて野々宮バス停へ




向こうに見えるのは清滝道の高架
くぐります




托鉢のお坊さんは速い
あっという間に追い越されました



バスの車幅ぎりぎりの清滝トンネルを抜けると





清滝のバス停




赤い橋を渡って‥





参道です 昔はにぎやかだったんでしょうね





赤い鳥居(二の鳥居)をくぐると、いよいよ登り坂
約2時間ちょっとの登りに突入です




石段・木製階段が次々とあらわれます
ひらすら登る‥




1丁ごとに丁石がたてられています
鳥居本にある一の鳥居から山頂の愛宕神社まで50丁です




ところどころに姿を見せる素朴な地蔵様





このあたりが25丁目 一の鳥居からくると真ん中あたり
「なかや」という茶屋兼宿屋があったそうです
店の女たちが「あたご山坂エー坂エーさか‥‥‥」
と歌を歌って参拝者を迎えたそうです













30丁目の休憩所
神社まであと60〜80分と書かれていました




大杉大神




この休憩所からは京都市内が一望できますが
今日は黄砂の襲来でかすんでいます 残念




そのすぐ上が水尾の里への分岐





はな売場
愛宕さんの神花 シキミの売場
水尾の女性が毎日上ってきてシキミを売り
お参りの人は火災を除く護符としてお土産にしたそうです




黒門  山頂まで400mです







静かな秋をむかえている愛宕山





落ち葉を踏みしめて 愛宕神社本殿へと向かいます













本殿への参拝

さあ、次は三角点へとむかいます




石段下の月輪寺分岐を通り過ぎ、この地蔵前も直進





道なり 右方向へ





落ち葉に埋もれた急な坂道を登り切ります




さらに左の高いところへ




ありました 三等三角点890mです
本殿前のほうがここより高い位置にありますね




展望もよく、お弁当場所によさそうです




引き返して、先ほどやり過ごした月輪寺への分岐を右へ下ります




結構長く感じる下り




見えて来ました  月輪寺(がつりんじ・つきのわでら)




月輪寺から約30分の下りで林道に出合います
これを右の谷川に沿って登っていきます




苔むした岩や、透きとおった谷川の流れ
静かな世界です









見えてきた立派な滝は「空也の滝」





前鬼・後鬼を従えた役の行者様のお像があります











滝の水しぶきを受けて、行者像はしっとりと濡れていました





空也の滝から歩くこと30分
清滝の駐車場に帰ってきました



清滝から、京都市の最高峰愛宕山をめざしての登りは、石段の連続で約2時間ちょっと
ほとんど展望もきかないので、かなり長く感じます
しかし、登りつめたその先には 落ち葉のじゅうたんと赤や黄色の美しい紅葉

古くから火伏せ・防火に霊験のある神社として知られる愛宕神社は
美しい紅葉に囲まれて 愛宕山の頂上に鎮座されていました