柏木道伯母谷覗きから‥‥‥山上ヶ岳(標高1719m)

2009年10月31日

川上村上谷(こうだに)を出発点に、柏木道をたどって伯母谷覗阿弥陀ヶ森を経て山上ヶ岳を目指します
かつて賑わっていたという柏木からの山上参り その様子を思いえがきながら登ってみることにしました
消えてしまいそうな登山道にも、しっかりした手入れがされていたことをしのばせる石畳が残っていたり‥‥
小笹の宿では石垣の残がいが随所に見られ、昔は多くの宿所が存在したことがわかります
時代とともに移り変わる修験道と、それにかかわって生活していた人達の様子が目にうかび、
栄枯盛衰、人の世のうつろいやすさも感じさせられました


上谷 6:25 →  柏木分岐 7:00 →  天竺平 7:30 → ガレ場 9:10 → 伯母谷覗 (休憩)9:25 〜 9:45 → 阿弥陀ヶ森 10:10 →
                   小笹の宿 10:45 〜 11:00 → 投げ地蔵 11:15 → 大峰山本堂 11:45 → お花畑・日本岩(昼食) 〜 12:50


(帰り)
山頂 湧出岩(三角点) 13:00 → 小笹の宿 13:30 → 阿弥陀ヶ森 14:05 → 伯母谷覗(休憩)14:28 〜 14:37
                                                           →  柏木分岐 16:35 → 上谷 17:05







6:25 川上村上谷の神社横を出発
薪置き場の横を直進します





柿畑をすぎるとすぐに林の中へ
最初は道が判別しにくいので、とにかく直登
じきにつづら折れの道がわかってきます




いきなりの激登りを約30分





7:00 尾根に出ると柏木との分岐
右にとって大峰山頂方向へ




なだらかな登り道が続きます




7:30 天竺平
3m×10mぐらい 平と呼ぶには狭い




このような丁石が、山頂までずっと立てられています









尾根の右手山腹に道は続きます









時々、くずれかかった斜面などを通過しながら‥‥




大岩なども見えてきて、伯母谷の覗が近いのかと思えます




かと思えば、また尾根歩き‥‥‥長い登りです





9:10   登山道の崩壊場所
道がわかりにくいので(無くなっているので)、テープを目印によじ登る




右手に大岩があり、その下に登山道を見つけました
見落とすと、そのままよじ登るしかありません





崩壊場を上がりきると、落ち葉のフカフカ絨毯




登山地図にはキャンプ適地と紹介されています




まっすぐに進み左曲がると‥





急に空が見えてきます
いよいよ覗きに到着か




9:25  絶壁、伯母谷覗きに到着です  




あまり身を乗り出すと吸い込まれてしまいそう
撮影しながらも足がすくんでいます




和佐又から大普賢岳にかけて一望できました





残念! セルフタイマー 間に合わず‥‥

ゆっくり休憩をして 9:45に出発




再び登りはじめます




深山の雰囲気がしてきました




振り返ると、先ほどの伯母谷覗きが見えています





10:10 阿弥陀ヶ森の女人結界門
山上ヶ岳へはこの門をくぐります




独特な雰囲気の‥‥、ここは奥駈道です




古い石畳の跡なども残っています




10:45 小笹の宿   〜11:00
小さなせせらぎが流れていて、水も美しい
避難小屋は4人程度が泊まれるほどの広さしかないので
ここでの宿泊を予定している人は要注意です





何カ所も石垣の跡があり、かつての宿所の敷地のようです





奥駈けや柏木からの山上参りが盛んなころは
きっとたくさんの人でにぎやかだったのでしょう




小笹から約15分で投げ地蔵




樹間から山上ヶ岳山頂と、大峰山寺本堂の屋根が見えてきました




尾根へ出て‥‥




山腹を右にまき、急勾配を登りきると‥‥




11:45 大峰山寺本堂に到着です





お花畑は一面の笹原 稲村ヶ岳と大日山がぽっかりと浮かんでいるようです





1719m 山頂三角点のある湧出岩





日本岩から洞川方面を臨む
左上の盆地が洞川の集落、右上のピークは大天井ヶ岳、遠くには金剛・葛城・二上・生駒の山々
日本岩からの眺めは本当に素晴らしい。 吹き上げてくる風を体に感じながら昼食をとりました
戸閉め式後の大峰山は訪れる人も少なく、とっても静かです

ゆっくりと景色を味わってから、13時ちょうどに山頂を出発
下山は上谷まで約4時間
暗くなる寸前に上谷の神社前駐車場所に到着しました