元山上口から枚岡へ

元山上千光寺・府民の森
2010年2月7日

奈良県平群町の生駒山系中腹にある千光寺

(寺伝によると) 役行者が大峰山を修験の場とする前にここで修行していたそうで
「元の山上ヶ岳」という意味で元山上とも呼ばれています
また、女人の修行もできるため、「女人山上」ともいわれます

大峰山と同じように表行場・裏行場をもち、この行場には寺の裏から登ることができます
以前にテレビで紹介されたことがあり、いつか行きたいと思っていました
(一般的には千光寺前を左に曲がり、一般登山道を鳴川峠へと登ります)

近鉄電車の生駒駅で乗り換え、王寺行きに乗って「元山上口」下車
鳴川沿いの旧参道はのどかなハイキングコースで、心もゆったり
約1時間ほどで千光寺に到着です





元山上口駅 10:50 → 山口神社 11:00 →  → 清滝 11:30 → ゆるぎ地蔵 11:40 → 千光寺 12:00

             → 西の覗き 12:45 → 鳴川峠 13:15 → 府民の森 13:35 → ぼくらの広場 13:40

(休憩20分)

ぼくらの広場 14:00 → 枚岡梅園 15:00 → 枚岡駅 15:15

コースタイム

元山上口駅 〜 ゆるぎ地蔵
ゆるぎ地蔵 〜 千光寺
千光寺 〜 西の覗き
西の覗き 〜 鳴川峠
鳴川峠 〜 ぼくらの広場
ぼくらの広場 〜 枚岡駅



50分
20分
45分

30分
25分
1時間15分

  


駅前を北に進んで、すぐの踏切をわたります




道なりに歩いて…




やがて橋の前




右手に鳥居が見えて、ここが「山口神社」
この橋を渡って進みます




右に登っていくコースをとり…





畑の上をとおる、のどかな道へ




右を見わたすと立派な住宅地 川の向こうとこちらでは
雰囲気が全然違います



さらに細い右の道へ




道は川に沿って上がっていきます




やがて林間をぬけると‥




自動車道の立派な橋をくぐります




鳴川渓谷沿いの山道を登り続けると、やがて
小滝と石仏のある「清滝石仏群」に到着






「清滝は修験道の行場の一つで、岩壁の八尺地蔵は鎌倉期の優作。
対岸の磨崖五尊仏・貝吹地蔵・はらみ地蔵・ほら吹き地蔵など

造像の時代は異なるが、信仰の聖地である」
と書かれていました




磨崖五尊仏「五智如来」





「貝吹地蔵」





「法螺吹き地蔵」





やがて坂道は民家の中へと入ります





「ゆるぎ地蔵」
お寺へと続く車道にとびだしました











写経堂




護摩場




千光寺の境内へと入ります









なんと、役の行者さまの行列が‥‥









行者堂へと上がる石段









「行者堂」
裏行場へはこのお堂の左を奧まで進みます




いよいよ裏行場 この斜面を右へ




いきなりの鎖場




ここも滑らないように鎖を持って




やがて雑木に囲まれた細い尾根道へ





ここは「西の覗き」





左から千光寺からの一般登山道が合流してきました





千光寺から1時間15分  鳴川峠に着きました
トンネルの上は信貴生駒スカイラインです
車でドライブした時は、こんな道には気が付きませんでした



峠の道を右へと上がります




鳴川峠から約20分で 府民の森へ




府民の森  なるかわ園地
絶好のお弁当場所




ここからの眺めは素晴らしい「ぼくらの広場」




大阪の街が一望できます  遠くには大阪湾、淡路島  右手奥には六甲山  左には二上山・葛城山・金剛山






下方に見える競技場は「花園ラグビー場」




林立するビル




さあ、大阪側に向かって下ります




途中の休憩所




展望台




やがて「枚岡梅林」へと下りてきました




白梅も‥‥





紅梅も‥‥
もう咲き始めています




枚岡神社の前をとおって‥‥






近鉄電車の「枚岡駅」に着きました
ぼくらの広場から1時間30分の下山コースでした




鳴川渓谷沿いのおだやかな山道
歴史ある千光寺と修験道の裏行場
すばらしい眺めを楽しめるぼくらの広場
そして、下山に疲れたころ梅林の花がやさしく迎えてくれました
気持ちの良いコース  おすすめです