北アルプス‥‥‥槍ヶ岳〜北穂高岳


大キレット越えの当日は雨になりました




山荘近くのテント場はこんなところ
谷底へ転がり落ちそうです



今夜のわが家
せまいけど、この岩壁が風をさえぎってくれました



翌朝、目覚めると一面の霧、そして雨、風
一夜にして最悪のコンディションになりました




決心をして大喰岳に向かって歩き始めました
今日の大キレット越えは‥‥



とにかくペンキマークを見逃さないように注意をはらって
岩また岩を越えていきます



雪渓では中が空洞になっているところも。
踏み抜かないように慎重にコースを選んで‥‥






ここは中岳山頂
まわりの様子はまったくわかりません

ようやくたどり着いた南岳小屋でひと休みの後、
意を決して大キレットに突入です



こんなところや



こんなところ



こんなところなど、とにかく霧の中からあらわれる岩の難所を何度も何度も越えてえていきます
「越えれども 越えれどもまた 岩の山」

うんざりするほど下ったかと思えば、またそれ以上に登り続けることの繰り返し
夏山シーズンには行列ができるほどというこの大キレットですが
今日出会ったのはたった2組

A沢のコルで疲れた体をたてなおし、いよいよ飛騨泣きの登り
ここもうんざりするほど登り続けて‥



北穂高岳山頂に建つ 北穂高小屋に、やっとのことで到着   「宿泊お願いしま〜す」
やれやれ、雨風はしのげるし、あったかいし、中は天国です

「このまま降り続けたら 明日はどうしましょう」
同宿の人たちとの会話もそのことばかり   午後8時すぎには床につきました 








夜が明けても雨はやまず‥‥
お天気がよければ奥穂高岳をめざそうと思っていたけど
涸沢に下る決心をしました


北穂高小屋を出発

小屋を出て、すぐ上が北穂高岳山頂
そこから下りはじめ、岩場やら鎖場、ハシゴ場を経由

やがて雲の下に出てきました


涸沢カールです
あの雲の中では まだ雨が降り続いています





涸沢小屋に到着
ここまでがしんどい下りだったので 大休憩です




ビール・ワイン・お酒‥‥ずらりとならんでますねえ
大休憩!



テラスから見上げると‥
まだ雨は降り続いています




涸沢小屋のテラスから  テント場と涸沢ヒュッテ


さあ、上高地めざして出発
ここから まだ 5〜6時間はかかります

横尾 〜 徳沢 〜 明神      そして ついに上高地バスターミナル

到着したのは 最終バス発車時刻の15分前でした

強行軍で 荷物が重くて ‥‥ 大変だったけれど  槍ヶ岳から北穂高岳までの縦走を達成

充実した3日間でした