ムーヴのあしあと

ムーヴは1996年より活動を開始しました。

      尺八 :  西崎悠山 ・ 河路円山
       箏  :  竹村雅歌弥 ・ 谷垣千鶴

 出身地を異にする4人は、それぞれの地で邦楽に取り組み演奏活動をしてきたのですが、縁あって奈良の地で出会い、多くの人に親しんでもらえる邦楽コンサートをめざすことになりました。
 楽しい邦楽アンサンブル、オリジナルの尺八二重奏、箏と尺八のメロディーにのせておとどけする創作民話。

 
ホットで心にしみる‥‥をテーマに、

「いい時間がもてたね」
と言っていただけるようなコンサートを続けていきたいと思っています。

これは、これまでのムーヴコンサートの記録です。


第1回 1997年3月 奈良市音声館
演奏曲    風宴
  萌春
  海のアラベスク
  みだれ
  尺八二重奏「五月のうた」
奈良の民話「峠の地蔵さま」

最愛のわが子を亡くし、傷心の夫婦がとむらいの旅先で見た夢は‥。なつかしいふるさとの峠の景色が目に浮かびます。



第2回 1997年10月 川西町コスモスホール能の庭
演奏曲    さくら
  尺八二重奏「星の夜」
  旅
  キビタキの森
  瀬音
  春の海
奈良の民話「鶴姫哀歌」

平家の落人の娘鶴姫と、源氏の武士那須の大八郎の恋物語。

九州の山村を発った鶴姫がたどり着いたのは、山深い野迫川村の難所水ヶ峯。
恋しい人は目の前なのに‥‥。


第3回 1998年7月 斑鳩町いかるがホール
演奏曲   尺八二重奏「風の歌」
  壱越
  クレッセント
  叙情二題「遠くへ行きたい」 「浜辺の歌」
  二つの田園詩
奈良の民話「おいよの子守歌」

村の危機を救うため、江戸に向かったままの才兵衛。妻のおいよは、今も村はずれに立って、才兵衛の帰りを待つのでした。
村に伝わる子守歌とともに。



第4回 1999年2月 高田市さざんかホール
演奏曲   早春
  紫苑
  尺八二重奏「津軽」
  叙情二題「宵待草」「ふるさと」
  箏双重
  六連星
奈良の民話「常磐御前」

常磐御前は、子どもたちをつれてひそかに都をぬけだしました。吹雪の中を宇陀へとむかいます。平家の追っ手はすぐそこに‥‥。


第5回 1999年10月 奈良市ならまちセンター
演奏曲   風聞草
  鳥のように
  彩雲
  叙情二題 「花」 「島唄」 
  哀歌
  尺八二重奏「KAZAHANA」
奈良の民話「中将姫物語」〜光の中へ〜

やさしい母に先立たれ、悲しみにくれる中将姫。二度目の母の仕打ちに、都をすてる決心をしました。一心に祈る中将姫の前に、姿をあらわしたのは‥‥。

第6回 2000年7月 県立橿原文化会館
演奏曲   町へ
  夏の曲
  風の歌
  叙情三題
  田毎の月
  尺八二重奏「星の夜」
十津川物語 〜与一の旅〜

大災害によって移住を余儀なくされた十津川村の人々の苦難の人生。それは、この奈良県から北の大地へと続く長い長い旅でした。

第7回 2002年6月29日 奈良市学園前ホール
演奏曲   尺八二重奏「ふるさと紀行」
  春興
  凍鶴
  なつかしのポップス
  讃歌
  ホワイトフォレスト
倭姫物語 〜清き川のほとり〜

神の御心にかなう場所を求めて、長く苦しい旅をする倭姫の物語。お話はヤマトタケルの伝説をからめて展開していきます。

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